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寒暖の差が大きい阿蘇、海沿いの温暖な不知火、豊饒の海・天草の生産地を視察 気候・風土など豊かな環境から生み出される、種類も豊富で良品質の熊本食材。 1/17・18(月)・(火)in 熊本

熊本県データ
九州の中心に位置するため、九州のヘソといわれる熊本県。
東部の阿蘇地方には世界最大級のカルデラを持つ阿蘇山が聳え、西部には有明海に面した熊本平野、不知火海には八代平野と葦北地方のリアス式海岸が面しています。間には宇土半島が突き出し天草諸島に続きます。 中心部の熊本市は全人口を支える水道水が全て地下水でまかなわれている世界でも稀有な都市です。
熊本の農畜産物には、そんな阿蘇山が生み出す水の恵みが育む高品質な食材が多くあります。また海の性質が異なるため、獲れる魚種も多様で、どれも高品質。海沿いの温暖な気候の地域では柑橘類が生産され、全国有数の農業県といわれています。歴史に基づいた伝統食材や、熊本独特の気候風土が育てる希少食材が豊富です。

前日まで大雪に見舞われた熊本でしたが、1月17日(月)・18日(火)は阿蘇山がすべて見渡せるほどの快晴の空の下、視察を実施することができました。「赤坂・榮林」關口氏、「つきぢ田村」田村氏、「草津亭」藤谷氏、「大江戸」湧井氏、「日本橋いづもや」岩本氏、「料亭 まき」高橋氏、「日本料理 よし邑」冨澤氏、「日本料理研究会」理事・三宅氏、熊本県より「協和庖眞会」坂田氏、「熊本ホルモン」森氏、「山鹿・富士ホテル」月野氏、「玉名・八芳園」佐藤氏にご参加いただきました。
誠実に育てあげた食材への想いを一生懸命伝えようとする生産者の話に、大きく頷く視察参加者。育てるプロと料理のプロの対話からは、発見やアイディアが次々に生まれたようです。
「生産者の方が努力を重ねて食材を作っていることを知り、少々値段が高くてもその価値が伝わった。」「生産者自身も営業していかなくては厳しい時代、このように一流の料理人が直接産地に来て下さるのは嬉しい。これからもさらに頑張って美味しい食材を作っていきたい」などの声を聞くことができました。お互いの理解と信頼が築けた充実の2日間でした。

活発な意見や質問が飛び交う活気溢れる交流会を開催。

1日目の夜開かれた試食・交流会は外食産業者15名、生産者20社余にお集まり頂き、大変活気あるものになりました。
また、今回の視察にはたくさんのマスコミ取材が入り、全国ネット、ローカルテレビ局・新聞社数社の取材を受けました。当日は熊本庖眞会の皆様に調理をしていただき、地元ならではの郷土料理をはじめ、熊本希少食材を使った試食の数々が並びました。外食産業者の皆様は味、形、食材の背景、調理方法などを真剣にご覧になっていました。生産者の中には食材のPRや売り込みを熱心にされ、その日に商談が決まったものもありました。希少食材をメニュー化し、評判づくりをされる料理人、希少食材にこだわりと想いをもって作られる生産者、よいお見合いが成立いたしました。

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熊本県現地視察報告会&サンプル試食会レポート 2/10(木)in 有楽町 国際フォーラム・ごはんミュージアム内

総勢130名 大盛況の首都圏報告会でした。

ご紹介した希少食材は27品目。熊本現地視察にご参加下さった料理店オーナーや料理長も駆けつけてくださり、熊本食材の素晴らしさを会場で語って頂きました。
そのほか、多くの外食産業者の皆様が真剣なまなざしで食材を見て、触れて、食していらっしゃいました。
参加者からは「熊本は農業が盛んというイメージはあったが、漁業も盛んだったとは今回初めて知った。車エビ、緋扇貝の美味しさにビックリした。」、「今回試食した中で半分の食材は知らないものばかりだった。こんなに熊本に隠れた食材があったとは驚いた」という意見が。また、「今回、初めて見る食材が多く、種類の豊富さにビックリした。特に菊芋が魅力的だった。また緋扇貝などは華やかな色合いなのでパーティーなどで重宝しそう」などの声が寄せられ、皆様の関心の高さが伝わってくるご意見・ご感想を多数いただきました。中にはさっそく会場でご注文される方々もあり、今後も活発な取引が期待できそうです。

1. 「天草大王」のスープに「長にんじん」をきしめん風にして。

2. 熊本ならではの希少食材の数々。

3. しおキャベツの社長も参加。来場者にPR。

4. 調理を担当してくださった「つきぢ田村」田村 氏。

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